Jw_cadの伸縮を解説!線を自由に操る伸縮の使い方
線の長さを自在に操ることは図面作成の正確性を向上させ、時短も期待できるので、更なる高みを目指すためにも必見です。
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一度描いた線の長さを調整したり、端点にピッタリ合わせたりするのもなかなか面倒なことです。
例えば、
など、ちょっとしたことですが、無駄な時間です。
そんな悩みも「伸縮」コマンドを使えば、全て一発解決できます。
この記事を読んで身につくこと。
こんな内容をご紹介しつつ、もっと便利な使い方もご紹介します。
例えば、長短バラバラな線を揃えるなんてことも簡単にできるようになります。
読み終わるころには、次なるステップに足が掛かっているでしょう。
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「伸縮」コマンドは、一言で言えば、線の長さを自在に調整することができるものです。
先に描いた直線を長くしたり短くしたりは、もちろんのこと、指定したところにピッタリ合わせたり、複数の線を一度に処理したりできる便利なコマンドです。
イメージ的には、線の端から先を伸縮するイメージなので、一本の線として描くことを目的に使います。
端点を読取って直線を描くのと同じように思えますが、これだと別々の線として認識されるので、図面作成の中で不具合が生じる可能性があります。
「伸縮」コマンドなら一本の線として描けるので、不具合が発生することはありません。
「伸縮」コマンドも他のものと同じで、起動方法も複数ございますので、それぞれをご紹介いたします。
キーボードの「T」キーが「伸縮」コマンドです。
覚えるとこの方法が最も効率的で実践的ですので、お薦めします。
「編集(1)」ツールバーの「伸縮」コマンドをクリックします。
これがツールバー全体の画像です。
最上部のメインメニューから始める手順です。
「編集(E)」⇒「伸縮(T)」で起動します。
どの方法からでも起動後のコントロールバーは、このように変化します。
これが「伸縮」コマンド用コントロールバーです。
ご覧いただいたように、3つの起動方法があるのですが、
実務として使うなら、ショートカットキーでの使用をお薦めいたします。
断然、効率的で時短効果も一番です。
しかし、ショートカットキーを覚えるのがちょっと面倒なので、
初心者で、実務として図面を描くことを求められないのであれば、
分かりやすいツールバーから始める方がいいでしょう。
メインツールバーから始めるのは、覚えるのも面倒ですし、
他に比べてひと手間多いので、作図時間が長くなる可能性が高いので、あまりお薦めしません。
したがって、お薦め度からすると
の順番になります。
ツールバーの表示非表示は、
メインメニューの「表示(V)」⇒「ツールバー(T)」と進めると
このダイアログが出てきますので、
この中で使いたいツールバーをチェックして「OK」をクリックすれば、ツールバーが表示されます。
「伸縮」コマンドの基本的な使い方ですが、
コマンドの目的が既存の線を伸ばしたり縮めたりすることです。
簡単そうですが、伸縮以外で同じようにしようとすると、かなり手間のかかる作業ですので、
基本操作から順番にご覧ください。
基本的でシンプルに線を伸ばすだけの使い方をご覧いただきます。
手順は、この4工程ですが、実質②③の2工程といっても過言ではありません。
その様子を解説図にしておきましたので、箇条書きの手順と見比べて練習に活かしてください。
※画像は伸縮部分を強調するため色を変えてあります。
◆ここがポイント!
基本的な手順で重要なのは、伸ばす方向にポインターを移動することです。
上下左右を間違うと、意図しない方向に線が伸縮することになります。
解説図では、線を伸ばす使い方を紹介していますが、
縮める場合は、縮める方向に移動する時に、既存の線の上で左クリックして決定してください。
Jw_cad特有の右クリックを活用して正確に線伸ばすのは実務でもフル活用する使い方です。
この項目は「伸縮」コマンドの使い方とともに、右クリックの活用方法を練習することのできる項目です。
線と線をピッタリ合わせるのに便利な使い方で、
実務でもよく使いますので、覚えておけば図面作成に要する時間を大幅に短縮できます。
まず簡単に手順をご紹介いたします。
端点読取りですので、右クリックを活用するのがポイントで、解説と完成状況を確認できる画像をご覧ください。
これで最初に指示した線を含めて端点読取り位置までが一本の線として延長されました。
どこまでが伸ばされた線なのかを確認するには「消去」や「複線」等で線を指示すると、反転表示で確認できます。
今回の場合を確認したものをご覧ください。
図面上にある交点まで一発で伸縮する方法をご紹介いたします。
この使い方は、実務で多用する使い方で、作図時間を大幅に短縮することができる便利な使い方です。
交わることのない交点まで伸縮する手順をご覧ください。
◆延長する場合
この手順を簡単なアニメにしました。
ご覧のように③で右クリックすると同時に、読取った端点の位置まで対象線が延長されています。
このように交点が交わっていなくても、双方を延長すれば交わる関係なら、読取り位置は有効に機能します。
延長とは逆に、長すぎる線も同じようにすれば端点の位置まで簡単に縮めることができます。
実際の図面作成の中で、少し突き抜けてしまった線をピッタリ合わせたりするときなどにも応用できますので、
実務でかなり利用することが多い使い方です。
交差する線まで簡単に線を伸縮させる使い方をご紹介いたします。
これも実務で使うことの多いテクニックですので、本格的に図面を描く前に覚えておきたい使い方の一つです。
簡単に書き出した手順をご覧ください。
基準となる線を右ダブルクリックで指示するだけで、簡単に伸縮することができて、しかも基準となる線にピッタリ合っています。
先にご紹介した手順をアニメにしたもので、実際の操作を視覚的にご確認していただくことで、より分かりやすくできると考えて作ってみました。
これも右クリックを用いた使い方で、
図面上に設けた任意の指示点を利用して伸縮させる使い方ですので、
まず、簡単な手順をご覧ください。
手順はたった3回のクリックだけですので、一度覚えてしまえばすぐに実務で活かせるようになり、更なる時短が可能となるでしょう。
こちらも簡単ながらアニメに手順をまとめてみました。
図面を描く中で意外に使う頻度が高いのが「突出寸法」を利用して描く線です。
例としては、建築図面の通り芯などが挙げられます。
「伸縮」コマンドを使う中でも、よく利用するものなので、
図面を描く中でもかなり大切なテクニックです。
まずは手順を簡単にご紹介します。
この手順を簡単なアニメでご覧ください。
ここでも右クリックと左クリックの使い分けが肝になっています。
最終的に突出寸法も記入しましたので、正確に突出されていることが確認できます。
実際の図面では、各基点となる点を設けてから通り芯を描くことも多いので、
基準点を使って正確に突出させておけば、後から手直しすることもないので効率的です。
その手順をご覧ください。
この手順をまとめたのがこの解説図です。
基準線を利用するときは、基準線を右ダブルクリックしましたが、
基準の指示点を使うときは、右クリック1回だけです。
このあたりの微妙な違いが混乱や間違いのもとになりやすいところですので、
慣れるまでは、何度も確認しながら作業することになると思いますが、
間違いなく、使うほうが手早く図面を描けるようになります。
「伸縮」コマンド以外にも、線を切断する方法はいくつかあります。
例えば、「消去」コマンドでも切断することはできますが、
これでは正確性と効率面で無駄な作業が多くて非効率です。
既存線を正確に切断する作業は、実務でも度々行う作業です。
例として、建築図で建物の出入口や窓等の開口部を描くとき不要な線を切断、消去することは必須の作業です。
そこで、これからご紹介させていただく、
「伸縮」コマンドでの切断をお薦めいたします。
◆線の「切断」手順
これで、指定した寸法で線が切断されます。
但し、③で右クリックできるのは、予め切断の中心点を指示してあるからで、
無い場合は左クリックで任意の位置を中心として切断されます。
左クリックでは、狙い通りの切断にならないので、切断部の中心点は予め用意してください。
これらの条件が整った状態で切断する様子をアニメでご覧ください。
<関連情報>
コントロールバーの「切断間隔」ウインド右横の「実寸」へのチェックは、図面のレイヤーグループで指定した縮尺に合わせるのに必要です。
チェック無しだと、切断間隔は印刷時のmm寸法になります。
実際に使うときは、チェックすると覚えておけば大丈夫です。
このほかに「切断間隔」を「0」または無指定にした状態で、線上で右クリックすると、その場所で切断されます。
しかし見た目は、切断されたようには見えませんので、切断されているのかを確認するには、消去等他の機能で指示して反転表示の状態で確認してください。
これはちょっと裏技的な使い方ですが、
一度に多くの線を同じ長さに揃えたい時に特に便利なのがこの方法です。
図面作成時間を確実に短縮できるので、是非ご活用ください。
ここまでにご紹介してきたものは、個別の線に対する処理方法でしたが、
複数の線に同じ処理を繰り返すのは時間の無駄ですので、
「一括処理」を利用して、一度に処理して作図時間を短縮しましょう。
簡単に手順をまとめましたのでご覧ください。
少し操作が複雑ですので、
手順をまとめたアニメをご覧ください。
この方法は、例えば設備配管図で同じルートで複数の配管を描くときに端点を揃えるときなどに活用するとかなりの時短が望めます。
「一括処理」は、基準線を斜めにすれば一括処理も斜めに行われます。
また、同じ手順で、線を一括で縮めることもできます。
「伸縮」コマンドを使いこなせるようになれば、
作図時間の短縮ができますし、正確性も担保されるので、手直しするのも素早くできるようになります。
そのためのポイントをまとめてみました。
伸縮コマンドを活用するポイントは、ほぼ3点に集約されます。
極端な言い方をすれば、同一方向で同じ位置に揃える線は、短く書くか長く突き抜いて書いてから「一括処理」すれば、それだけでもかなりの時間短縮になりますし、無駄な神経を使わなくて良い分、ストレスも軽減されます。
| 対象線の選択(左クリック) | 伸縮する線を選ぶ |
|---|---|
| 任意の位置で伸縮(左クリック) | 目分量で長さを決める |
| 端点・交点に合わせる(右クリック) | 指示点にピッタリ付ける |
| 基準線の指定(右ダブルクリック) | 一括処理や突出の基準にする |
基本的な使い方ですが、とても大切な使い方ですので、この項目は繰り返し練習してください。