Jw_cadの矩形を思い通りに使いこなすポイントを解説!
基本のサイズ指定から「傾き」や、そのほかにもある時短テクまで網羅。
初心者でも迷うことはありません。
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図面を描く中で矩形も使用頻度の高いコマンドです。
矩形を使いこなすにも、コントロールバーを駆使して時短を図ることが大切なので、
こちらの記事で解説図を交えて詳しくご紹介いたします。
大まかな記事内容です。
コントロールバーの項目を網羅的に紹介させていただきます。
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「矩形」コマンドは、直線で矩形を描く動作を簡略化してくれる優れものです。
まず「矩形」コマンドの実行方法を見てみましょう。

「矩形」コマンドのコントロールバーがこちらです。
基本的フリーサイズ矩形から
「傾き」・「寸法」を指定して正確に矩形を描く実践的使い方をご紹介します。
もっとも簡単な矩形の描き方になりますが、
実務で使う図面では、あまり使うことはないと個人的には思います。
しかし、矩形を描く基本中の基本ですので、最初にご紹介いたします。
【操作手順】
フリーサイズ矩形を描く手順はこれだけです。
矩形の角度を思い通りに描くことで更なる正確性と時短の可能性が拡がります。
最初に手順をご覧ください。
この手順で描いた傾き30度の矩形の画像をご覧ください。
画像で確認できるように、指定した傾き30度でフリーサイズの矩形が描けています。
矩形のサイズを指定することで、さらに精度の高い完成された図面に仕上げることができるようになります。
まず手順をご覧ください。
画像では、「傾き」30度、「寸法」横8000 縦4000指定で矩形を描きました。
見た目は角度指定で使った指示点にピッタリ描かれているように見えますが、
サイズ指定で矩形を描く時は、中心点が基準となるため、直接指示点にピタリと合わせるのは極めて困難です。
矩形の角のいずれかを指示点に合わせる場合は、基準点を変更してください。
サイズ指定の矩形では、基準点は矩形の中心になります。
このままでは、四隅などを基準として指示点に貼付けようとしても正確に貼付けることはできません。
そんな悩みを解決する隠れたテクニックがございますので、ご紹介いたします。
Jw_cadの「矩形」コマンドでサイズを指定して矩形を描く段階で基準点を変更することができます。
仮に左下の角を基準点として描く時の手順と考え方は、次の通りです。
一連の流れを簡単な解説図にしてみました。
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このようにマウスポインターの動きに呼応して、仮線表示の矩形が移動し基準点が変わります。

基準点変更ヶ所は、中心点を含めて9か所です。
マウスポインターを360度どの方向に移動しても中心点を基準に仮線表示の矩形が移動します。
ChatGPTやGoogle Geminiのような、AIに矩形の基準点の変更について質問すると、
どちらも、「矩形コントロールバーに基準点を変更できるボタンが表示される」
と回答してくるのですが、明らかに間違った回答で、矩形コントロールバーに基準点変更に関するボタンの類は一切存在しません。
多くの方が、同じようにAIを利用されていると思いますが、まだまだ精度的に問題があるようですので、鵜呑みにしないほうが無難です。
Jw_cadで矩形を手早く正確に描くには、コントロールバーに用意されているいろいろな機能を組み合わせることが大切です。
コントロールバーの内容を詳しく見ましょう。
「寸法」入力時の関係性は、左側が横方向で右が縦方向です。
寸法指定を例にすると、
「8000」が横(width)で、「4000」が縦(height)です。
等間隔で大きさの違う矩形を描く時に便利なのが「多重」コマンドです。
基本的な使い方から解説していきます。
まず最初に、多重矩形の基本的な設定からご覧ください。
「
」ここに描きたい矩形の数を入力します。
この設定で描くと等間隔の多重矩形が描けます。
画像の「2 , 0」が多重矩形の数です。
等間隔で矩形が描けていることが確認できます。
矩形の四隅を面取り処理することが決まっているのなら、
多重矩形を使って、面取りを同時に行うことができます。
「
」に【0 , 1000】または【1 , 1000】と記入して、矩形を書き込みます。
その結果がこれです。
画像では【0 , 1000】と記入して矩形を描いていますが、
【0 , 1000】の左側が矩形の多重数で「0」または「1」だと単一の矩形になります。
右側の「1000」がアール寸法指定ですので、画像で検証しているように、
「1000R」でしっかり描かれていることが確認できます。
C面処理と呼ばれる角を平面で斜めにカットする処理を矩形を描くと同時に処理する時は、
アール面処理時の記入に少し記号を付け足すことで実行します。
アール面処理では、アール寸法は整数のみでしたが、
C面処理では【0 , -1000】と記入するだけで、C面処理されます。
寸法記入状態を拡大しておきましたので、ご確認ください。
C面処理は、斜めカット部分を1000にするのではなく、
水平、垂直に1000入った交点を中心にして処理を行いますので、
斜めカット部分は画像のように長くなるので、ご注意ください。
ソリッドとは、簡単に言ってしまえば、図形内部を単一色で塗りつぶす機能で、
ソリッド矩形は、内部が単一色で塗りつぶされた矩形のことです。
通常なら、図形を描いた後に行うものですが、その作業を簡略化することができるようになっています。
手順も簡単ですので、ご覧ください。
手順はこれだけで、描いた結果がこの画像です。
ソリッド色を変更するときは、コントロールバーの「
」をクリックして、
線属性ダイアログで変更します。
このほかに任意の色を指定することもできます。
任意色を利用するときは、コントロールバーの「
」この任意色をチェックし、右側の色指定タブをクリックするとカラーチャートダイアログが出るので、設定して最後に「OK」をクリックします。
その後は矩形を描くのと同じ手順でソリッド矩形を描きます。
矩形を描くときは、中心点が基点ですので、予め指示点を設けておくことをお薦めします。
あと一つ「
」この対角線という項目があるのですが、
右上から左下への一定方向しか描けないので、個人的には必要性を感じないので、実務では一度も使ったことがありません。
チェックするだけで対角線が描けますので、必要ならお使いください。
矩形にもいろいろなオプションが用意されています。
特に「傾き」と「寸法」指定は、頻繁に使うものですので、必ず覚えてください。
そのほかは、必要に応じて使うといい程度だと思われますので、
さほど重要だと考えていませんので、
このページで必要な時に確認していただければ十分です。
本文中でも書かせていただきましたが、サイズ指定矩形の基準点の変更方法は何気によく使うテクニックですので、覚えておけば、図面作成の時短につながるでしょう。
直線と矩形は、図面作成の中でも使用頻度の高いコマンドです。
次はこちら⇒⇒Jw_cadで角度を指定して直線を描く方法